古い着物を着ようと思ったら、太ってしまった場合に、着物は体型補正できるでしょうか?
久しぶりに着物を着ようと思ったら・・・え^??
「かなり太ってしまい着物は着れるの?」
「ぽっこりお腹で着物だと、茶筒みたいになるかも・・汗」
「ウエストがかなり苦しそうで、胸元もかなりキツそう」
など、いざ準備しようとしたら、前の着物が着れないかも?とあせってしまうことありますよね。
そこで、実は太っている体型のほうが似合うともいわれる着付けで、見栄え良く着る方法についてご紹介します。
着物は太っても着れる?体型補正する方法は
太り気味でも美しく着付ける方法
太っている人の場合、胸も豊かな人が多いですね。
その場合は、和装ブラジャーを使用して、胸元をすっきり見せるようにします。
ぽっこりお腹はウエストにタオルや手拭いを巻きつけ、下半身との違和感を軽減しておきましょう。
要するに着付けをする前に全体的な体型を補正することで美しく見栄えの良い着付けができるのです、茶筒をイメージすると分かりやすいかもしれません^^
胸元・お腹周りの補正をして、その他にも凹凸があるような場所はタオルや脱脂綿で補正します。
凹凸が大きい場合やタオルで補正するのが困難と思われる場合はバスタオル等の大きめのものを使って補正しても良いでしょう。
次に長襦袢を着るのですが、衣紋(後ろの衿)を多めに抜く(開ける)と後ろ姿が美しく、首がすっきり見える女性らしい見た目に仕上げることができます。
前面は半衿をしっかり出し、Vネックのように鋭角な角度を付けます。半衿を多く出すメリットは、着物の面が小さくなり視覚的に体を小さく見せることができる嬉しい効果が期待できます。また裾はきちんと合わせておくことで、だらしなくなるのを防ぎます。
ここまで終えたら着物を着ますが、基本的に着物は裾つぼまり(細い筒状につぼめて裾を体に添わす事)にします。
裾つぼまりをきちんとしていない場合、ふくよか体型の人は特にだらしなく見えてしまうので注意しましょう。
おはしょりはどうする?
おはしょり(着物を腰にたくし上げた部分)を多く出しすぎないようにします。
というのも、出しすぎている場合特に身長が低い人は足が短く見えてしまうからです。
おはしょりの出し方一つで、かなり印象が変わるので、注意したいですね^^
また、ふくよか体型の人は着物の色も、淡色や膨張色は避け引き締まって見える濃いめの色を選ぶようにしましょう。
帯の締め方のコツ
次に帯を締めますが、胸が豊かな女性の場合帯の上に乗ってしまったり、着崩れの原因になります。
その場合は、長襦袢を着る前にアンダーバストに沿ってタオルや手拭いで補正しておきます。
ただし、あまりにも詰めすぎた場合お腹が出ている見た目になる事もありますから注意してください。
帯は上がりすぎに気を付けて、胸やお腹より全面に出るように補正します。そうする事でぽっこりお腹が分かりにくくなり見た目がほっそりとした印象になります。
帯結びの注意点は、たれ先がヒップのふくらみより上部にあった場合、帯の下からヒップが見えてしまい大きい印象を与えてしまいます。
そのため、たれ先はヒップのふくらみ部分と同じ高さになるようにします。
お太鼓山は低く大きく縦長が良いのですが、身長などを考慮してたれ先と大きさを変更するようにしましょう。
着崩れの治し方は?
着崩れの治し方についても少し触れてみます。
着物を着慣れた人でもよくある着崩れは着物初心者の人にとって大きな問題です。
慣れていないと着崩れしているのも分からない場合もあります。着物を着ているときは常に着崩れに注意しておきましょう。
帯上の着物のたわみなどの衿の着崩れは、おはしょりを引っ張ってなおします、
もう片方の衿は八つ口(脇の下にある開いたところ)から手をいれてしっかり押し込みます。
背中のたわみも同様におはしょりを引っ張って直します。おしり部分は腰紐に引っ張って直しますが、その後おはしょりを直すことも忘れないでください。
簡単に着崩れの治し方を説明しましたが、分からない場合は誰かにお願いしても良いですね。
まとめ
太っている、ぽっこりお腹など着物が着られるのか心配している人も、注意点さえ気を付ける事で、意外と簡単に着付けができることが多いです。
実は・・もしかしたら、体型を補正することで痩せている人より似合うかもしれません。
綺麗な着物姿でお出かけして日々のくらしに優雅さをプラスしましょう~!