正絹の帯のクリーニングや、お手入れの方法で困っていませんか?
着物を始めて慣れないと、帯のお手入れ方法など扱い方が分からないですよね。
しかも、正絹の帯などになると高価でどう扱いのがいいか知らないことが多いです。
そこで、正絹の帯の普段のお手入れ方法、万が一汚れてしまった場合にクリーニングに出すときの注意点についてご紹介します。
目次
正絹の帯のクリーニング・お手入れ方法は?
1.正絹の帯の普段のお手入れ方法
着物のお手入れは干すことです。
着用後の着物は思った以上に水分を吸っており、正絹の着物は湿気を嫌いますので、
着物と同様に最低2時間以上は干して、十分に水分を乾燥させましょう。
また、しみや汚れがついたときには、タオルやティッシュなどを濡らして、
上から叩くようにするのがポイントです。
こすってしまうと、生地が傷んだりすることがあるので、注意が必要です。
大切に丁寧に扱っていても、汚れや匂いが気になる場合がありますよね?
正絹はそのまま水で洗うと生地が縮んでしまうので、簡単には洗うことができません。
そこでクリーニングに出すことになりますが、一体どこに出せばいいのでしょうか?
2.正絹の帯のクリーニングはどこに出せばいい?
正絹の帯のクリーニングは、着物専門のクリーニング店に出すのがおすすめです。
なぜなら、着物のクリーニングには、専門的な知識と技術が必要だからです。
購入した呉服店は、生地や帯などについては詳しいですが、
クリーニングについては技術がなく、下請けに出すことが多いのです。
街の一般的なクリーニング店は洋服が専門なので、
洋服と同じように着物を洗ってしまい、生地が縮んだりする可能性があります。
以上のような理由から、正絹の帯をクリーニングする際には
着物専門のクリーニング店に出すことがおすすめなのです。
もちろんお店によって違いはありますが、
着物のクリーニングについての知識や経験が豊富であり、
仕上がりも綺麗なので安心して出すことできます。
3.着物専門のクリーニング店の料金の相場
着物専門のクリーニングは、着物一式で6,000円前後が相場ですが、
3,000円~12,000円程度とかなり価格帯に幅があります。
これは着物のクリーニングには
・丸洗い(京洗い)
・しみ抜き
・汗抜き
・カビ取り
などの工程があり、店によって異なるためです。
激安店ではまとめて洗うことでコストを抑えていますが、
しみ抜きなどは別料金でトータルだと高くなる場合もあります。
反対に高級店では、しみ抜きの料金も基本料金含まれていたりするので、
どのお店に出す場合でも確認が必要です。
例えば・・・
激安店では、丸洗い3,000円、しみ抜き3,000円でトータルで6,000円になることもあります。
反対に高級店では、丸洗いにしみ抜きも込で約8,000円かかることもあり、お店によってしみ抜きの範囲が違うこともあります。
4.正絹の帯のクリーニングの相場
正絹の帯のクリーニングの相場は、3,000円~6,000円くらいです。
正絹の帯は織物なので、マヨネーズのような油物で汚さない限り、
あまりクリーニングに出す必要はありません。
クリーニングに出すとしても丸洗いではなく、しみ抜きのみ場合が多くなります。
まとめ
正絹の帯に限らず、着物は普段からのお手入れが大事です。
基本的には洗うことはないので、着物や帯が汚れないように、着る前と脱ぐ前に手を洗うことが大事です。
脱いだ後の着物や帯は水分を含んでおり、そのまま仕舞うとカビてしまう可能性もあるので、最低2時間以上は干して乾かします。
もし汚れがあるときは、ブラシなどで落とすといいでしょう。
そして、どうしても汚れが落ちないときや気になるときには、着物専門のクリーニング店を利用しましょう。
もし家の近くにお店がなくても、インターネットから申し込みすることもできるので、まずは連絡して見積もりをしてもらうのがいいです。
帯も着物同様に大切に使用して保管すれば、長く使用することができます。
是非お持ちの着物・帯を大切にしてあげてくださいね^^