入園式の着物の選び方は?
毎年4月は入学シーズンを迎え、オシャレをしている親子を多く見かけますね。

近年では、入学式や卒業式に着物を着る方が増えていますが、入園式で着物を着ている女性の方は少ないので、着物を着ているだけで目立つ可能性があります。

ですが、着物の色や柄など、その場の雰囲気に合ったものを選んで、きちんと着こなしている方を見ると素敵に感じますよね。

入園式にはどのような着物を着ていけば良いのでしょうか。

ここでは、我が子の入園式に着る着物の種類・色についてご紹介したいと思います。

周りと比べて派手すぎず、地味すぎず、素敵に着物を着こなしたいですね。

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入園式の着物の種類はどんなものがいいの?

入園式にオススメの着物の種類は、次のとおりです。

  • 訪問着(ほうもんぎ)
  • 色無地(いろむじ)
  • 付け下げ(つけさげ)

なぜ、入園式にはこれら3種類の着物が良いのでしょう。

その理由は、入園式はフォーマルな場になるので、格式的には礼服でいうところの略礼装から準礼装の格好をするのが良いと考えられるからです。

訪問着は、上半身から裾にかけて、絵羽模様(えばもよう)といわれる、着物の柄が一枚の絵のように描かれているのが特徴の着物です。格式高い着物の種類であり、留袖の次に格があるとも言われています。

付け下げは、着物の胸から肩にかけてと、袖や裾など、着物の上前・後ろ・袖に絵付けされています。訪問着と異なり、柄がつながっていないという点が特徴で、その分シンプルな見た目になっています。

なお、付け下げの中にも訪問着のように柄がつながるように見せている着物があり、それを付け下げ訪問着と呼んでいます。訪問着よりも略式の着物として、着物の格式の中では位置していますが、訪問着を着る場面と同じ扱いで着られることも多くなっています。

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色無地は、織りや柄に関係なく、一色で染められている着物のことを指します。入園式のほかにも、結婚式や式典、お茶会などでも着ることができる着物なので、一着持っていると便利な着物です。

なお、紋については、訪問着と付け下げに関しては、未婚・既婚に関わらず、紋がつくと礼装になります。

訪問着は3つ紋を入れる場合もありますが、入園式の場合は1つ紋の方が堅くなり好きないので良いですね。

色無地の格は紋の数で変わり、1つ紋では略礼装、3つ紋になると準礼装になります。

ちなみに、紋のない色無地は礼装としては見なされないので注意する必要があります。

入園式の着物は何色がいい?

入園式にオススメの着物の色は、次のとおりです。

  • 水色
  • ピンク色
  • オレンジ色
  • 黄緑色

なぜ入園式にこのような華やかな色の着物を選ぶのが良いのでしょうか。

それは、入園式が行われるシーズンが春なのと、おめでたい行事であるということから、明るい色合いの着物だと春らしく、おめでたい雰囲気に合っているという理由があります。

入園式に着る着物の色について、決まりはなく、学校や地域ごとの風潮も関係する場合があります。

しかし、入園式の主役は子供なので、あまり派手すぎる着物はオススメできません。

ですので、なるべく落ち着いた色が良いですね。

カラーフォーマルやブラックフォーマルの着物を選ぶ方も多くなっています。

なるべく上品に見える色合いの着物を選ぶのがコツと言えます。

柄のある訪問着や付け下げよりも、柄のない色無地では着物だけでも質素に見えてしまうので、地味目な色を選ぶのは避けて、華やかな色を選ぶ方が良いですね。

入園式に着るべき着物のまとめ3点

  • 入園式には、略礼装か準礼装になる着物を選ぶ
  • 着物の種類は、訪問着・付け下げ・紋入りの色無地のいずれかがオススメ
  • 色は、派手すぎないように注意する必要があるが、明るく見える色を選ぶ
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